【Blog】葉山町立一色小学校でLEGO Education Scienceのワークショップを実施しました。
神奈川県の葉山町・放課後教育の第2弾として、葉山町立一色小学校さんにお邪魔してLEGO🄬Education Scienceの出張授業を行ってまいりました!
今回は3年生以上、20名弱での実施ということで、教室の中にお邪魔しての出張授業。しかも今回はシンガポールから来日していたLEGO🄬社の方も見学にいらっしゃるということで、実施側には妙な緊張感が広まっているのでした。
一方で子どもたちは元気そのもの。中には運動会の練習をしてからすぐに来てくれた子もいたそうですが、疲れた様子も見せず、たくさん学校生活についてお話を聞かせてくれました。

時間になり、まずは簡単なアイスブレイク。前回の上山口小学校の時もそうだったのですが、とにかくみんなレスポンスが早く、唐突に出された問いかけにも、自分なりの考え方をお話してくれました。葉山町の環境がそういう子を育てるのでしょうか?(勿論一概には言えないことですが)
そしていよいよ授業開始。実施カリキュラムは前回と同じ「カルガモのこうしん」です。学習指導要領の内容としては1年生ですが、対象が学年混合である事から続投。なにより、カリキュラムの強度が高く、ひとりひとりの学年や個人の資質に合わせて表現できることが大きく変わるため、誰でも楽しめる内容であることは前回ではっきりとしています。
子どもたちを内容に引き込む、5E教育論で言うところのEngage段階ではストーリーを紹介します。半数の子が「カルガモってなんだっけ?」となっていましたが、なんと一色小学校の近くには「一色かるがも通り」なるものがあり、実際に我々も通りすがりにカルガモ(らしき鳥)の姿を発見していました。そのことを伝えると「あぁーっ!」と深く納得し、すごく内容に親近感を覚えていた様子でした。
モデルを作成し数回動かした後は、チームで協力して、大きな紙に書かれた「危険な道路」をアイディアの力で安全に変えていきます。横断歩道や歩道橋、信号機など身の回りにあるものを思い出して作ったり、「こんなものがあったらいいな」というものを発明したり。



車を横断歩道の手前から先までワープさせる装置を作った子は、その電力をまかなうために<太陽光+風力>のハイブリットな発電装置を作ってくれました。
監視ロボが警察署へのワープゾーンを操ったり誘導灯を点けたりと一帯を取り仕切るアイディアはIoTにつながるものがあります。
車をジャンプさせて横断歩道の上を通すなんていうのも、車も歩行者も止めず、しかも歩行者が階段を上下する必要がないというメリットがあり、つきつめるとすごい発明になりそうです。
遊びながら考えるから積極的になる・積極的になるから個性的なアイディアが出る・個性的なアイディアだから自信をもって発表できる。
レゴ🄬ブロックを使った教育の正のスパイラルです! 「どこから発表したいー?」と聞かれて順番の取り合いになるという、先生側からするとすごくうれしい光景を見せてくれました。
次回、あと1校も楽しみです!